M&Aの仲介について|豆知識として覚えておこう

コスト削減も考えよう

女性

企業買収のメリットとしてよく挙げられるものとして売上の増加があります。仮に年間売上が100億円の企業を買収すれば、少なくとも、その分の売上が加算されます。しかし、企業買収をするのであれば、100億円の売上を単純に加算するような考えではなく、100億円の売上を120億円にも150億円にもできる算段を持っていなければいけません。また、利益についても同様です。買収のターゲットとなった企業の最終利益を単に足し算して満足するのではなく、2倍にも3倍にもすることを考えましょう。利益は売上からコストを差し引いたものとなります。そのため、利益を増加させるためには売上を伸ばすことのみならず、コストを削減することも考えなければいけません。物流システムを統合して、物流コストを削減したり、システムを一本化して、システムコストを削減したり、間接部門を効率化して、営業部門へ人員配置をしたりするなどしてコスト削減を図るのが一般的です。また、売上規模が大きくなれば、調達量も増えるため、仕入れにおいても優位性を発揮することができ、価格交渉の末に、調達コストをカットできる可能性もあります。企業買収をするのであれば、このレベルまで考えておきましょう。そのため、企業買収は株式を取得したら終わりではありません。むしろ、株式を取得してからが始まりなのです。企業買収後にどのような方策をとるかということを綿密に計画したうえで、買収手続きに着手しましょう。